Linuxをデスクトップとして使うことを意識した情報集積Wikiです。主眼はデスクトップとして利用することですが、必要に応じて一部サーバー向けの内容も含むことがあります。

インフラエンジニアについて

インフラエンジニアという言葉の定義は曖昧ですが、ここではサーバ、ネットワーク、ストレージについてバランスの良い知識を備えたエンジニアであると定義することにします。要は、SEになるには1で述べた定義をそのまま使うということです。
インフラとは、システム上でサービスを提供するためのソフトウェアを動かす基盤のことを指します。そこには物理的なサーバ機材、ネットワーク配線やデータ流路、ストレージ機材などの取り扱いが含まれます。これらについて、自分の技術的な方向性にあった特色の知識と技術を身につけて行くことが重要と言えます。

サーバ

サーバと一言で聞いて、どんな機材をイメージするでしょうか。中小企業では普通のPCサイズのサーバもありますので、それをイメージする方もいることでしょう。ちょっと金銭的に余裕のある企業であれば、ラックマウント式というものを入れているかもしれません。ラックマウントとは文字通りラックにマウントするものであり、タンスの引き出し方式というとイメージしやすいでしょうか。そして、もう1つ。ブレードサーバというものがあります。これはラックマウントと同じラック(棚)を使いますが、そこに専用のベースユニットを配置してその中に(大抵は)縦にサーバを差し込んで行く方式のものです。この差し込むサーバユニット1つ1つをブレードと呼びます。ブレードサーバはとにかく設置密度を重要視するケースで用いられるのですが、その密度はラックマウント4枚分ほどの空間に8枚ほどのブレードが入るほどです。ブレードはサーバユニット以外にもストレージユニットがあったりするので一概には何倍と言いづらいですが、それでもラックマウントよりも高密度な配置が可能というのが最大の特徴です。

ネットワーク

今の時代、ネットワークは家庭内でも一般的ではあります。しかしエンタープライズのネットワークとは単純なものではありません。技術者としては、最低限次の項目に対する基礎知識を抑えていなければなりません。
  • IPセグメント(CIDR)
  • ルーティング
  • ファイアウォール
  • ロードバランサ(負荷分散機器)
この中で最も厄介なのはルーティングです。これを1つ間違えるだけで、ネットワークの通信が全滅することだってあり得るほどの厄介さなのです。最近の例ですと、2017年8月25日のインターネット障害が記憶に新しいですが、これはまさしくルーティングの問題だったようです。詳細は省きますが、インターネット上のルーティングをどこぞの組織が間違えて設定してしまい、そのせいで本来は使われないようなとんでもない迂回ルートを使うようになってしまったのが原因とされています。

ストレージ

保存されたデータを守ることが最も重要なのですが、そのために何をすれば良いか。常にこれを意識しなければなりません。保存するときに冗長化し、データを複数箇所に保存する。保存されたデータはそのままにせず、毎晩定期的にバックアップをとる。災害時に備え、物理的に異なる拠点へデータをコピーする。そういったことを考える必要がある分野です。家庭用PCでも普及してきていますが、例えばRAIDはデータの冗長化保存に大きな役割を果たしてくれる技術です。サーバが壊れても、ネットワーク機器が壊れても、データさえ生きていればまだ何とかなります。そういう、ある意味で最後の砦的な要素を含む重要な分野です。

クラウド

上記3分野に加え、クラウドに関する知識を備えているインフラエンジニアも存在します。クラウドプラットフォーム上ではそれらのほぼ全てが仮想化されていますが、プラットフォームごとに詳細な仕様や特徴が異なっているのが特徴です。どのプラットフォームを選ぶか、というのは顧客の判断によるところではありますが、提案段階に関われるのであれば自分の扱えるプラットフォームを提案することになるでしょう。

物理かクラウドか

つまり、インフラエンジニアはクラウドの知識を高く備えているか否かで物理かクラウドか、という選択肢が生まれます。セキュリティ上の理由や性能面の理由から、物理環境を選択せざるを得ないケースも現実にはあります。なので、今後も物理環境に強いインフラエンジニアは一定の需要があることは間違い無いでしょう。
しかしサーバはもはや「借りる」時代であり、「必要なときに必要なだけ調達し、不要になったら返却する」という使い方ができる時代です。いわゆるオンデマンドサービスのことです。可能であればクラウド化し、不用意に物理機器を持たないことが基本戦略になってきているのです。そうすることで企業は資産管理の手間を軽減できますし、減価償却や資産計上といった経理的な側面についても負担軽減になります。できることであれば、クラウドの知識を身につけていた方が自分の将来のためになると言えるでしょう。

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